イノコズチ


ヒユ科/ イノコズチ属

イノコズチ
撮影 いがりまさし 10月16日 岐阜県中津川市

和名 イノコズチ
以乃古豆知。猪の子槌。

由来
茎の節が太いのを猪の子の膝頭に見立てたとか。他いくつかの説がある。おもに日陰に生えるのでヒカゲノイノコズチともいう。

花期 8〜10月
特徴 花は緑色であまり目立たず、実になってからの方が気づく。小さな実は衣服に刺さるようにくっつく。よく似たヒナタイノコヅチは花序が太いので識別できる。名前のとおり日陰に多い。古くから薬草として用いられている。多年草。


緑色。


長さ0.6〜0.7cm。花序は細く花はまばら。

草丈 高さ50〜100cm。茎は四角。
対生。長さ5〜15cm、長楕円形。葉質は薄く毛が少ない。
生育地 人家付近や低山の木陰、竹やぶ、道端。
分布 本州、四国、九州。


(似た物)
  • ヒナタノイノコズチ
    花序が太く花は密につく。果実は真下を向く。葉は厚く毛が多い。日当りのよい場所。

  • ハチジョウイノコズチ
    変種。本州南部〜沖縄。海岸。全体無毛。

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