アカザ


アカザ科/ アカザ属

アカザ
撮影 いがりまさし 6月18日 山梨県忍野村

和名 アカザ

由来
名の由来には、赤菜がなまってアカザになったという説などがあるが、よくわかっていない。ユーラシア原産で、古い昔に中国を経由して渡来し食用に栽培されていたものが野生化したといわれている。ホウレンソウと同じ仲間。

花期 9〜10月。
特徴 秋に咲く花は地味で目立たないが、中央部が赤く染まった春の芽出しの姿が印象的だ。若い葉にはきれいな赤紫色の粉粒がまぶしたようにつく。大型の草で古い茎を使って老人用の杖をつくる。シロザより個対数は少ない。1年草。


黄緑色。葯は黄色。


花弁はない。枝わかれした茎の先に小さな花を穂状にたくさんつける。

草丈 直立。高さ1.5mほど、茎の太さは3cmにもなる。
互生。三角状卵形。縁の切れこみはとがる。葉質はうすく大きい。若い葉は赤く染まり、夏には緑一色となるが、花の頃には再び紅葉していることも多い。葉裏は白い。
生育地 畑、荒れ地、空き地、原野、道端、海岸などの乾燥地。
分布 日本全土。


(似た物)
  • シロザ
    葉に白い粉がまぶしたようにつく。

  • コアカザ
    やや小型。葉は長卵形〜披針形。下の葉が浅く3裂する。

  • ホソバハマアカザ
    海岸の砂地。葉は肉厚で狭披針形〜線形。

  • ハマアカザ
    海岸の砂地。葉は三角状卵形〜披針形。先はとがり、縁に粗い切れこみがある。

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