ギシギシ


タデ科/ ギシギシ属

ギシギシ
撮影 いがりまさし 6月23日 新潟県村上市

和名 ギシギシ
羊蹄。

由来
羊蹄は漢名。ギシギシは京都の方言だったという説もあるが、はっきりた意味は不明。根は薬用に用い、これをシノネという。シはギシギシの古名。

花期 5〜8月。
特徴 ギシギシ属の中で最も一般的。やや湿った場所でよく見かける。茎も葉も花も緑色、果実を包む内花被片(翼状になった部分)にはギザギザの鋸歯があるのが特徴。タデの仲間は比較的に原始的な構造で花弁がない。多年草。


ギシギシ
実の縁には微細な鋸歯がある
撮影 いがりまさし


淡い緑色。


雌雄同株。茎の上部に総状花序を多数出し、小さな花を輪生状につける。

草丈 高さ40〜100cm。
長さ10〜25cm、長楕円形。根生葉には長い柄がある。
生育地 道端、田や畑のあぜ、湿地、水辺、原野などのやや湿り気のある所。
分布 日本全土。
備考 果実の回りには翼があり、縁に細かい鋸歯がある。


(似た物)
  • エゾノギシギシ
    ヨーロッパ原産の帰化植物。果実の翼の下部に刺状の突起が数対ある。

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