コアカソ


イラクサ科/ カラムシ属

コアカソ
撮影 いがりまさし 8月29日 熊本県蘇陽町

和名 コアカソ
小赤麻。

由来
葉柄や茎が赤くアカソに似ているが葉が小型なので。

花期 8〜10月。
特徴 山野に多い半低木。一見、草のようにみえるが、茎の下部を見れば木であることがわかる。この点がアカソやクサコアカソとのちがい。モールのような花序を出し、よく枝をわけるので混みあって見える。茎や葉柄は赤味を帯びる。


雄花は淡い緑色、雌花は淡い赤紫色。


雌雄同株。茎の先端部に雌花序。葉腋からは雄花序を出す。雄花序はやや垂れる。

草丈 高さ1〜2m。茎の下部が木質化している。
対生。葉は長さ4〜8cm。クサコアカソに比べて葉は顕著な菱形になる。基部は広いくさび形、鋸歯は10対以下、先は尾状にとがる。葉柄は葉身とほぼ同長である。
生育地 山野の道端などにふつう。
分布 本州、四国、九州。


(似た物)
  • クサコアカソ
    葉は鋸歯は10〜20対。茎は木質化しない。

  • アカソ
    葉の先は3つに大きく切れこむ。

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