EXIT INDEX 旅の終わりに BACK EXIT
LIN001

平野郷屋敷にて・SAKURA
あなたは、「歴史ある町」「そしてその歴史を語る博物館」という2つのキーワードを聞いた時、どんな印象を持ちますか?

なんだか静かにしていなくてはいけない由緒正しき観光名所‥‥
訪れた人より迎える側が偉そうな感じ‥‥
そして、気軽に「こんにちはー」とお邪魔できない精神的な壁‥‥
私も、普段はそう感じています。

でも、平野は違いました。
はじめて訪れたのは、もう10年ほど前です。
当時はまだ、町の人たちも、自分たちの家や町に古くからある場所を、私設の博物館になんてしようとも思ってなかったと思います。
ただ、歩くだけで安らげる、そんな町でした。

今回、ここをもう一度訪れようと思ったのは、そんな安らげる暖かな町の人たちが、自分達のアイデアと力で、まったくの自然体で博物館をいっぱいつくろう!とがんばっていると聞いたからです。

訪れてみて、教科書で学んだ「自治都市」という言葉からは感じられなかった、本当の自治都市の実像が実感できたような気がします。

寺が中心となりはじまったこの町。
今も寺を中心に自分達の文化を発信し続けていることには変わりありません。
そしてそれは寺と町人たちの上下関係ではなく、「同志」のような関係なのです。

最後に‥‥
この「町ぐるみの博物館」は、決して観光目的ではじめられたものではないことを覚えておいてください。
人々が、自分達の町を愛し、それを後の時代にも伝えるためにはじめられたことなのです。


なお、博物館のほとんどすべては、町の人の家だったり、個人の持ち物だったりします。開館日もバラバラですが、毎月第四日曜日だけは、すべての開館日が重なっています。お散歩は、この日がおすすめですよ。


☆今回、シャッターを切ってくれたみなさん☆

野暮用で顔を出した仕事関係の知りあい2名(笑)
〜〜さんきゅー・ふぉー・ゆー〜〜


LIN001
EXIT INDEX さんきゅー BACK EXIT