端足峠へ 本栖湖畔からのルートが整備される前
の一般的ルートは、朝霧高原から端足峠へと登り稜線通しで山頂へと向かうルートで
ある。まずは、このルートを登ることにした。端足峠までの登山道は雨ケ岳への登山
道として紹介もされ、もちろん登山地図にもルートが掲載されている。
朝霧高原、本栖ハイランドの南側に東海自然歩道の根原入口があ
る。根原の集落からも登山道に入れるのだが、今回の入山はここから。大きな標識が
立っていてわかりやすい入り口である。少し歩くと広場があって、そこからわずかな
傾斜な登り道で山懐に入っていく。
この道は東海自然歩道で、毛無山の山麓を抜けて猪の頭、田貫湖
へと続いている。整備状況はまずまずだが、少し気になったことがある。所々に「山
火事注意」の看板と一緒に「たばこは喫煙所で」という立て看板があり、何ヶ所かコ
ンクリートの吸い殻入れのある喫煙所があるのだ。ごみ箱の置いてあるところもある。
東海自然歩道が整備された頃には、このような自然歩道にゴミ箱を
置くのが一般的だったのかもしれないが、今ではなんとなく違和感がある。吸い殻入
れもそうだ。
「たばこは喫煙所で」の看板は比較的新しく、ゴミ箱の周りには
ゴミは散乱しているものの回収されてる形跡はあるので、管理はされているのであろ
う。車道から1kmは奥に入っているというのにご苦労なことではある。
「歩行中禁煙」「携帯灰皿持参せぬものはたばこ吸うべからず」「
火の始末は確実に」「ゴミは持ち帰れ」の看板でよろしい・・と僕は思うのだけれど。
まあ、それはそれとして、心構えとしてはごみ箱はあっても、こう
いう場所ではゴミは捨てずに持ち帰るいうことを基本にしたい。
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頭を雲の上に出し
相対する山から眺める富士山は
裾野から眺めるよりも高く見える。
1999.12.19 竜ヶ岳稜線上より LML
東海自然歩道端足峠分岐
1999.12.19 LML
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