防風体勢
1999.8.28 富士山頂 LML
遥かな山頂を振り返る
1999.8.28 宝永山 LML
富士宮新六合へ下山
1999.8.28 宝永火口―新六合間 LML
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砂ぼこりの山頂 12時頃。全員無事浅間神社奥
宮に到着。風が強い。もう閉まっている山頂郵便局の建物の影に身を寄せるようにし
て座ったけれど、それでもときおり風で舞い上がった砂が僕らを襲う。うへぇ〜、コ
ーヒーを入れたカップも砂だらけ。口の中も砂だらけ。こういう状態ってのは意外と
他の山にはないような気がする。 甘く見ていたのがカメラで、この砂ぼこり
のために一時操作不能に陥ってしまった。砂はかなり細かい粒子もあり、カメラやレ
ンズの僅かな隙間に入り込んで悪戯をする。皆さんも、もしカメラを持って登られる
場合には注意されたい。
ほとんどのメンバーが剣ケ峰まで往復。戻ってくると、なんと尺
八と琴(もちろん大正琴などではなくフルサイズの)をもって上がってきた一行と遭
遇。実は登る前にその情報は得ていたのだが、琴までもって登るのだとは知らなかっ
た。浅間神社の前で揃って記念写真。尺八組はこれから剣ケ峰まで登って演奏をする
のだという。それを聞けないのはちょっとばかし残念だけれど、ぼちぼち我々は下ら
なければ。
下山 下山は御殿場口へ。御殿場口では昨年大
きな事故があって人が亡くなっている。山頂直前で大きな岩の落石の直撃を受けたの
だ。その現場付近からは依然として大きな岩がこちらに迫ってくるように見え、やは
り少し怖い感じがする。あんなデカイ岩が落ちてきたらもうどうすることも出来ない
だろう。 登りの登山者とはもうあまりすれ違わない。七合目付近からは砂走
の登山道となりで快適。途中御殿場登山道に別れを告げて優美な砂の曲線美を見せる
宝永山方面へ。このあたりから山頂付近を見上げると、こんなに登って(下りて)き
たのかぁ〜と改めて思う。
火口へと吸い込まれるように下りるともう富士宮口六合目までは
すぐだ。
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