ヒロメノトガリアミガサタケ

アミガサタケ科/アミガサタケ属


ヒロメノトガリアミガサタケ
アミガサタケ類中、唯一ブナ帯に発生する。
撮影蜂須賀公之 5月25日 神奈川県丹沢

和名 ヒロメノトガリアミガサタケ:
広目の尖り編傘茸
発生時期 春〜初夏
発生場所 林内地上、特に標高1000m前後のブナ帯。
発生の様子 地上に単生〜散生。


ヒロメノトガリアミガサタケ
長さが30cmになることもある。
撮影蜂須賀公之

大きさ
形状
:
長さ4〜15cm、傘と柄を含めたきのこ全体で30cm近くになることがある。表面にはよく発達した縦脈と、やや発達の劣る横脈が走り、幅の広い網目を形成する。頭部全体の形状長卵形〜円錐形。淡黄灰褐色〜淡褐色。

:
長さ2〜8cm、中空。柄とほぼ同色。普通根本は膨らむ。

特徴 人里のきのこであるアミガサタケ類にあって、唯一標高1000m前後のブナ帯に発生する。他のアミガサタケ類にくらべ、網目の一つ一つが明らかに大きく、簡単に識別することができる。
似た種類 上記【特徴】参照。
食・毒
条件により毒
他のアミガサタケ類同様、濃厚で、かつすっきりした素晴らしいうま味を持つが、特に大きく成長したものでは肉質が薄く、紙質になり口当たりが悪い。洋風のスープ、肉類のソースにダシとして使用するのがよいだろう。

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