アシブトアミガサタケ

アミガサタケ科/アミガサタケ属


アシブトアミガサタケ
アミガサタケよりやや遅く発生する。
撮影蜂須賀公之 5月1日 東京都立川市

和名 アシブトアミガサタケ:
足太編傘茸
発生時期
発生場所 道ばた、庭園、林内地上。
発生の様子 地上に単生〜散生。


アシブトアミガサタケ
柄のしわから傘の縦脈へ、なだらかに連結する。
撮影蜂須賀公之 5月1日 東京都立川市

大きさ
形状
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長さ3〜9cm、あるいはそれ以上になるときがある。多数の穴が集合し、全体で長卵形〜類球形となる。穴の形は類球形〜不定形。灰褐色〜淡黄褐色〜茶褐色〜橙褐色。穴の稜線の色は茶褐色で乾燥しやすく、乾燥すれば濃色となる。傘の網目は縦、横同程度に発達する。

:
長さ2〜8cm、中空。白色で普通根本は膨らみ、しわができることもある。頭部の最下部と柄の最上部の太さはあまり変わらず、柄から頭部へはなだらかにつながる。(写真2)

特徴 形態も色彩も個体によって幅がある。きのこ全体を縦に切ると、頭部から柄までが一続きの空洞になっている。胞子紋は淡黄褐色。
似た種類 アミガサタケは一般的に頭部の最下部より柄の最上部がかなり細いがアシブトアミガサタケには大きな差がなく、柄から頭部へなだらかにつながる。コンボウアミガサタケは柄の基部で細まる。
食・毒
条件により毒
アミガサタケと変わらず、非常に素晴らしい、香ばしく、濃厚で、かつすっきりした味を持っている。ただし肉質がボソボソすることなどから日本料理には基本的にあまり合わない。アミガサタケよりはやや肉が薄い場合が多く、一度乾燥してから(香りが増す)肉と一緒に煮込み、ソースとして用いるが正しい選択だろう。生食すると中毒する。

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