タマキクラゲ

キクラゲ科/キクラゲ属


タマキクラゲ
コナラの枯れ枝から発生。
撮影蜂須賀公之 3月21日 東京都東大和市

和名 タマキクラゲ:
玉木くらげ。
発生時期 早春
発生場所 広葉樹の枯れ枝、特にコナラの細い枝を好む。
発生の様子 群生。しばしば枝を埋め尽くすように鈴なりになる。


タマキクラゲ
湿時ゼラチン質で、乾燥時黒く縮む。
撮影蜂須賀公之 3月24日 東京都東村山市

大きさ
形状
形状:
径2cm前後、高さ1cmほど。まるい座布団状〜ややべいごま状。雨に打たれればよく水を吸い、柔らかいゼラチン質になり膨らむ。表面はややざらつく。全体に透明感のある橙褐色。乾燥すれば湿った時の10分の1以下に縮み、堅く黒褐色となり、ほとんど枝の汚れ程度にしか見えない。しかし雨が降ればまたもとの類球形に戻る。これを何度か繰り返し、しだいに老成し、最後は溶けて流れてしまう。地面に落ちたコナラの小枝から早春に発生。

特徴 地面に落ちたコナラの小枝から早春に発生。
似た種類 キクラゲは本種のように傘の形、大きさがそろわず、また厚みもない。
食・毒
風味に癖はなく、様々な料理に用いることができる。フルーツとともに甘く漬けたきのこピクルスに入れると食感の違いが楽しい。汁を吸うので長く漬け込む必要はない。

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