キツネノタイマツ

スッポンタケ科/スッポンタケ属


キツネノタイマツ
細長いプロポーションが特徴的。
撮影蜂須賀公之 5月20日 東京都八王子市

和名 キツネノタイマツ:
狐の松明
発生時期 梅雨時〜秋
発生場所 林内や庭園の腐食に富んだ地上。ウッドチップ上など。
発生の様子 数個がよりそって発生。(環境が合えばしばしば群生となる)。


キツネノタイマツ
柄は細く柔らかいので、しばしば倒れる。
撮影蜂須賀公之 10月26日 東京都調布市

大きさ
形状
形状:
幼菌時は径2〜3cmほどの卵形で白色。土中に半分〜ほとんど埋もれる。やがて頂部が裂開し、高さ9〜15cmのスポンジ状の柄が伸出する。柄の先端には粘質、暗色のグレバ(胞子のできる部分)がついた膜質袋状の傘があり、柄の先端に被さるようについている。グレバは暗褐色。スポンジ状の柄は白色で、上部にいくにつれ橙色を帯びる。空気に触れるとグレバは悪臭を放ち、昆虫などを呼び寄せ、胞子を拡散させる。柄が細く長く、しばしば重さを支えきれずに曲がって倒れる。柄の先端の傘のような部分は袋状(キャップ状)に柄に被さっており、先端部分だけで柄と接続している。

香り 成熟し、卵状の袋から伸び上がったものは、傘表面にある暗色の液体から強い臭いを放つ。この匂いは卵が破れる以前にはしない。臭いはスッポンタケやサンコタケほどには強くない。
特徴 柄が細く長く、しばしば重さを支えきれずに曲がって倒れる。柄の先端の傘のような部分は袋状(キャップ状)に柄に被さっており、先端部分だけで柄と接続している。
似た種類 キツネノロウソク、キツネノエフデなどは柄の先端に直接グレバを付け、袋状の傘構造を持たない。
食・毒
食毒不明
安易に試食などしてはならない。

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