マイタケ

タコウキン(サルノコシカケ)科/マイタケ属


マイタケ
特にミズナラ、シイ等の広葉樹から発生する。
撮影上原貞美 9月15日 東京都奥多摩町

和名 マイタケ:
舞茸(非常に美味、かつ大型で立派なきのこなので、見つけた時に嬉しさから、舞踊ってしまうほどであるという意。小さな傘の集合であるため、傘のひとつひとつの傘が舞を舞っているように見えるからという説もある。米国ではHen of wood=木のニワトリと呼ばれるが、これもこのきのこの特徴をよく表している。)
発生時期
発生場所 広葉樹、シイ、タブノキ、クリ、特にミズナラの大木の根際に発生する。
発生の様子 地上に単生〜散生。


マイタケ
傘の裏は白色で管孔1〜3個/mmを持つ。
撮影蜂須賀公之 10月8日 埼玉県狭山市

大きさ
形状
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きのこ全体は無数の傘の集合からなり、1枚の傘は扇形〜へら形、幅2〜5cm、厚さ2〜4mm。全体では、径30cm以上になることもある。表面は黒褐色から老成するにつれしだいに灰褐色〜明灰褐色となる。放射状の繊維紋とやや不明瞭な環紋を表す。傘の裏は白色でやや乱れた管孔状。管孔の直径は、約0.3mm。

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きのこ中心部の白い固まりから、白い柄が無数発生するが、なだらかに広がって傘につながり、柄と傘との境界は不明瞭。

香り 焦げる直前のカラメルに醤油を一滴垂らし、まろやかで上品にしたような、そんな独特の甘い香りである。これはホテイシメジ、アマタケ、ヤナギマツタケなど数種のきのこと通づるところがあり、これらの香りのグループを代表するものである。
特徴 きのこ全体はしばしば大型となり、全体の直径30cm、重さ5kgを越えることがある。
似た種類 シロマイタケは全体が白〜淡褐色で味、香り、歯切れともマイタケより数段劣る。希に雑木林等に発生する。
食・毒
味、香り、姿形、歯切れ、4拍子そろった第一級の食菌。

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