クロカワ
イボタケ科/クロカワ 属
傘は微細な短毛で覆われる。
:
坂本晴雄
9月23日 山梨県鳴沢村
和名
クロカワ:
黒皮
発生時期
秋
発生場所
針葉樹林内地上。
発生の様子
単生~群生。
酒のさかなにぴったり。
:
蜂須賀公之
大きさ
形状
色
傘
:
径5~20cmほど。ややいびつなまんじゅう型から開いて、大きくゆがみ、反り返える。表面は平滑だが微細な毛を帯る。色は淡灰色から濃色となり、黒褐色となる。下面は微細な管孔状で白色。
柄
:
太く、堅く、中実。多くは下方で細まる。傘と同色。
特徴
肉は傷つくと赤褐色になり、味は苦みがある。
似た種類
似た種類は特にない。
食・毒
食
苦みがあるきのこは多いが、その中でも最も好まれて食用にされてきた。非常に品のいい苦み、独特の充実した肉質は日本酒に最高に合う。最近は辛口の、水のように飲みやすい日本酒がはやりだが、こってりした洋食風の和食に合わせたものなのだろう。くさいくらいの甘口の酒で、クロカワのあぶったものを肴にするのは、最高に贅沢な日本酒の飲み方である。地域によってはマツタケと交換できるほどの価値があるというがうなずける。酒飲みならクロカワを取るだろう。
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用語解説