クロラッパタケ

アンズタケ科/クロラッパタケ属


クロラッパタケ
各種の林内地上に発生する菌根菌。
撮影蜂須賀公之 9月2日 富士山

和名 クロラッパタケ:
黒喇叭茸
発生時期 夏〜秋
発生場所 林内地上。
発生の様子 少数がまとまって発生〜群生。


クロラッパタケ
ラッパのような形をした小〜中型菌。
撮影蜂須賀公之 9月2日 富士山

大きさ
形状
:
径1〜6cm。やや細長いラッパ形で、縁部は反り返り、内側に巻く。肉質は薄く柔軟。内面(上面)は黒色、外面(下面)は青みがかった銀白色。

ひだ:
ほとんど平滑で、しわひだ状にはならないか、わずかに低いしわを作る。

:
きのこの基部が濃色となり、子実層(胞子ができる部分)がそこまでであることが分かる。その下のわずかな部分が柄である。形状としては傘から柄へゆるやかに細まり、柄と傘の区分けはあまり明瞭ではない。きのこの全体の高さは5〜10cmほど。

特徴 黒色と青銀色の美しいきのこ。きのこ全体が細長いアサガオ形。
似た種類 特に似たものはない。
食・毒
薄く柔軟な肉質は他のきのこにない個性。(地衣類のイワタケにやや似る)欧米では肉料理のソースなどにさかんに使われる。新鮮なものはオムレツに用いると独特の歯触りとさわやかな味が生きる。

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