ヒナアンズタケ

アンズタケ科/アンズタケ属


ヒナアンズタケ
林内地上に発生する菌根菌。
撮影蜂須賀公之 10月20日 東京都五日市町

和名 ヒナアンズタケ:
雛杏子茸
発生時期 夏〜秋
発生場所 林内地上。
発生の様子 散生〜少数がまとまって発生。

大きさ
形状
:
径0.5〜3cm。波打った不整円形で、はじめ傘状だが、成長すればじょうご形に反り返る。表面は粘性なく平滑。色は鮮黄色〜濃黄色。

ひだ:
直生〜垂生、やや疎、傘より淡色。時に分岐するが、横脈でしわひだどうしが連絡しない。(本種にはひだがあるように見えるが、これは胞子ができる面にしわができ、ひだのように見えるもので「しわひだ」と呼ばれ、ハラタケ類のひだとは区別される。)

:
長さ1.5〜5cm。中実。ややゆがむ。柔らかい肉質。傘と同色か淡色。

特徴 アンズ色の小型のきのこ。しわひだは分岐することはあっても、横脈で隣同士が連絡することはない。
似た種類 アンズタケの幼菌と間違われることが多いと思われる。アンズタケは本種よりずっと大型で肉に厚みがある。
食・毒
小型で収量も少なく、あまり食用価値はない。アンズの香りもないか、きわめて弱い。

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