アカモミタケ

ベニタケ科/チチタケ属


アカモミタケ
モミ属の木の下に発生する。
撮影横山元 8月21日 長野県軽井沢市

和名 アカモミタケ:
赤樅茸(全体に橙色で、モミ類の樹下に発生することから。)
発生時期 夏〜やや秋遅く
発生場所 モミの木の樹下。
発生の様子 単生〜群生。


アカモミタケ
傷つけると朱色の乳液が出る。
撮影蜂須賀公之

大きさ
形状
:
径5〜15cm。まんじゅう形から中央部が窪み、のちにじょうご形となる。表面は湿っている時にやや粘性を持つ。色は橙色〜淡橙色。やや不明瞭な同心円状の模様(環紋)を表す。肉は柔らかく、ややもろい。

ひだ:
直生〜垂生。密、傘より濃色。

:
長さ3〜10cm、径0.8〜1.7cm、傘と同色で楕円形浅い窪みを持つ。(まれにこの窪みがない場合もある)。

特徴 傷つけば乳液を分泌する。乳液は朱色。
似た種類 キチチタケは乳液が白色で、空気に触れれば速やかに黄色となる。
食・毒
特にヨーロッパにおいて、古くから食用とされてきた第一級の食用菌。さわやかな風味とまろやかな口当たりは素晴らしい。生のまま細かく砕き、オリーブオイル、レモン、塩胡椒と合わせ、生ホタテとからませれば色あいも美しい。オムレツも非常に美味だが、あっさり料理した汁ものなどには合わない。

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