ニオイワチチタケ

ベニタケ科/チチタケ属


ニオイワチチタケ
広葉樹林下に発生する。
撮影蜂須賀公之 9月5日 東京都東村山市

和名 ニオイワチチタケ:
匂い輪乳茸
発生時期 夏〜秋
発生場所 クヌギ、コナラ、シイなど広葉樹林の下
発生の様子 単生〜少数群生。


ニオイワチチタケ
小〜中型菌。カレーのような香りを持つ。
撮影蜂須賀公之 9月5日 東京都東村山市

大きさ
形状
:
径2.5〜4cm。中央の窪んだまんじゅう型から平らに開き、さらに縁部が反り返る。表面は平滑で粘性ない。色は淡褐色と濃褐色が交互になり、同心円状のまだら模様を作っている。

ひだ:
垂生、きわめて密。色は肌色〜帯赤褐色。

:
長さ2.5〜3cm、ほぼ上下同大。中空。赤褐色でやや白粉を帯びる。

香り かなり強いカレー粉の香りがする。小型で色も地味な目立たないきのこだが、香りで見つかることがある。
特徴 全体に赤紫を帯びた小型のチチタケ。きのこ全体は香ばしいカレー粉(クミンパウダー)の香りがするためこれが最大の特徴。簡単に同定することができる。この匂いは乾燥すれば強まる。乳液はやや白味を帯びた透明で、変色性、特徴的な味はない。
似た種類 キチチタケは乳液がはじめ白く、空気に触れればすぐさま黄色となる。他にもよく似たものはいくつかあるが、本種はカレーの匂いで簡単に見分けられる。
食・毒
食毒不明
安易に試食などしてはならない。

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