ヒロハチチタケ

ベニタケ科/チチタケ属


ヒロハチチタケ
傷つけと乳液を多量に分泌する。乳液は無味。
撮影横山元 8月8日 長野県浅間山

和名 ヒロハチチタケ:
広刃乳茸
発生時期 夏〜秋
発生場所 種々の針葉樹、広葉樹の下
発生の様子 単生〜少数群生。

大きさ
形状
:
径3〜11cm。まんじゅう型から中央の窪んだ平らに開き、さらに縁部が反り返る。表面は粘性なく、粉状〜ビロード状。色は淡クリーム色〜肌色〜淡黄褐色。

ひだ:
直生〜垂生、疎。色は白〜淡クリーム色。

:
長さ3〜8cm、ほぼ上下同大。中空。ほぼ傘と同色かやや淡色。

特徴 全体に淡色で、ひだが疎なチチタケ。傷つければ白色の乳液が多量に分泌される。乳液はほぼ無味無臭。
似た種類 チチタケは本種よりひだが明らかに密で、全体に濃いオレンジ褐色。
食・毒
肉質はチチタケより柔らかいが、チチタケのような濃厚なダシは出ない。風味に癖はなく、他の野山の幸とともに八宝菜に用い、食味の違いを比べるのも楽しい。

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