ホオベニシロアシイグチ

イグチ科/ニガイグチ属


ホオベニシロアシイグチ
柄は白く、網目を持つ。
撮影横山元 9月1日 埼玉県東松山市

和名 ホオベニシロアシイグチ:
頬紅白足猪口
発生時期 夏〜秋
発生場所 主に広葉樹(クヌギ、コナラなど)、アカマツをまじえた雑木林内の地上。
発生の様子 単生〜散生。


ホオベニシロアシイグチ
管孔は傷つくと褐変する。
撮影蜂須賀公之

大きさ
形状
:
径6〜13cm。はじめまんじゅう型から厚みのある平らに開く。表面は平滑ではじめややビロード状、のちに無毛。湿るとやや粘性を持つ。色は灰褐色。弾力のある肉質。

管孔:
上生〜離生。穴は小さい。管孔面の色は白〜淡紅白色〜淡褐色。傷つけば褐色となる。

:
長さ7〜15cm。中実。下方でやや太まる。つばは持たない。表面は白色。全体に網目を持つ。

特徴 雑木林で見られる中〜大型のイグチ。全体に白のモノトーンで美しい。肉には酸味がある。
似た種類 ヤマドリタケモドキ全体に淡黄褐色で、管孔面が淡黄〜黄褐色。
食・毒
やや酸味があるが、料理によってはまったく支障ない。季節の野菜とオリーブオイルと水で蒸し焼きにし、レモンを振ってやればよい。瑞々しく、かつややもちっとした歯切れは、癖のないヤマドリタケモドキなどと比べ、独特の個性であり、逆に存在感があって楽しい。トマト、タマネギ、ピーマンなど香味野菜とラタトウィユに漬け込んでもいいだろう。

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