ウラグロニガイグチ

イグチ科/ニガイグチ属


ウラグロニガイグチ
最近毒きのこであることが判明したので要注意。
撮影蜂須賀公之 7月27日 東京都東大和市

和名 ウラグロニガイグチ:
裏黒苦猪口(管孔面が黒いニガイグチ属のきのこの意味)
発生時期 夏〜秋
発生場所 主に広葉樹(クヌギ、コナラなど)、雑木林内の地上。
発生の様子 散生。


ウラグロニガイグチ
管孔は細かく、帯紫黒褐色。
撮影蜂須賀公之

大きさ
形状
:
径5〜9cm。半球形〜厚みを持って平らに開く。表面は平滑で無毛、湿ったとき粘性を持つ。色は茶褐色。肉はずっしり充実している。

管孔:
離生、穴は小さい。管孔面の色は帯紫黒褐色。

:
長さ6〜9cm。中実。上下でほぼ同幅。つばは持たない。表面は濃褐色の細粒点を密に持つ。

特徴 中型でずっしりしたきのこで、管孔面が黒いこと。分類上ニガイグチ属であるが肉に苦みはない。肉は切断するとやや赤みを帯びる。
似た種類 オオクロニガイグチは管孔面がはじめ白い。(傷つけば黒くなる)
食・毒
従来食用とされてきたが、最近になって毒性があることが分かった。特に付け焼きやピザなど焼き物で、完全に火が通っていない時に、嘔吐、胃痛等を引き起こしやすいようである。煮物に用いた場合や、また発生地域によっては毒性がないという説もあり、詳細は不明である。

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