ニセアシベニイグチ

イグチ科/イグチ属


ニセアシベニイグチ
近縁に未知の毒菌もあると考えられ要注意。
撮影上原貞美 8月11日 東京都奥多摩町

和名 ニセアシベニイグチ:
偽足紅猪口
発生時期 夏〜秋
発生場所 広葉樹林(ブナ科)の地上。
発生の様子 単生〜散生〜群生。


ニセアシベニイグチ
アシベニイグチに比べて柄の赤みが弱く網目模様がない。
撮影上原貞美 8月11日 東京都奥多摩町

大きさ
形状
:
径4〜15cm。まんじゅう形から平らに開く。縁ははじめ内側へ強く巻く。表面は粘性なく、綿毛状、あるいは無毛。色は変化に富み、赤褐色〜黄褐色〜暗褐色。しばしば部分的に、あるいはかなりの面積が強い赤色となる。

管孔:
垂生〜直生。初め淡黄色、のちに汚褐色。傷つけば青変する。

:
長さ4.5〜13cm。中実。基部で著しく膨らむ。(特に幼菌時はそれが顕著)表面は上部に細かい網目模様があり、色は淡黄色。下方に向かい赤色を帯び、傷つくと青変する。

特徴 傘を縦に切ると、傘の肉の厚みに対して管孔部分が極端に薄く、0.5〜1cm。傷つけると青変する。
似た種類 毒菌と考えられるアシベニイグチは肉に苦みがある。
食・毒
あまり知られていない第一級の食用菌。肉は厚みがあり、舌触りよく、味、香りもしっかりしている。(チーズのようなにおいがあるとも言われる)。

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