コウジタケ

イグチ科/イグチ属


コウジタケ
麹のような甘い香りを持つきのこ。
撮影蜂須賀公之 8月30日 東京都調布市

和名 コウジタケ:
麹茸
発生時期 夏〜秋
発生場所 広葉樹下。
発生の様子 単生〜散生〜群生。


コウジタケ
管孔は黄色で傷つくと青変する。
撮影蜂須賀公之 7月5日 東京都調布市

大きさ
形状
:
径4〜7cm。まんじゅう型〜ホットケーキ形。表面は平滑で粘性はない。色は赤褐色〜血赤色〜ややピンクを帯びた淡赤褐色。

管孔:
上生、穴はやや大きめで多角形。管孔面の色は淡黄色〜オリーブ黄褐色。傷つくと青変する。

:
長さ3〜6cm、径0.5〜1cm。中実。上下でほぼ同幅。つばは持たない。表面は縦の繊維紋を表し、黄色の地に赤色を帯びる。

特徴 麹のような甘い香りを持ったやや小型のイグチ。
似た種類 キッコウアワタケは傘の表皮の下の肉がピンク色。
食・毒
小型できゃしゃなため、神経質に水洗いしているうちにぐちょぐちょに溶けてしまう。おおざっぱに泥を除き、まず湯がいて、冷水で締めてから細かい汚れは取り除く。そのままビーフシチューに入れれば舌触りよく、格別の味わい。同様に処理したものを、傘だけわさび醤油でいただくのも生ウニのようで非常に美味。

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