ムラサキヤマドリタケ

イグチ科/イグチ属


ムラサキヤマドリタケ
主にブナ科の林内に発生する。
撮影蜂須賀公之 7月18日 東京都東大和市

和名 ムラサキヤマドリタケ:
紫山鳥茸
発生時期 夏〜秋
発生場所 広葉樹林、針広混成林。
発生の様子 散生〜群生。


ムラサキヤマドリタケ
柄には紫地に白の網目模様がある。
撮影蜂須賀公之 7月18日 東京都東大和市

大きさ
形状
:
径5〜10cm。半球形〜ホットケーキ形。表面は湿っている時にやや粘性を持つ。幼菌時はややしわ状、のちに平滑。色は淡黄色、あるいは褐色、あるいは鮮紫色で、しばしばそれらの色がまだら状に混在する。

管孔:
幼菌時は堅く締まり穴は見えず、ほぼ白色であるが、のちに柔らかく、淡黄色〜オリーブ茶褐色となる。変色性はない。

:
長さ7〜9cm、径2.5〜5cm。中実。円柱形かしばしば下方で太くなる。つばは持たない。表面は濃紫色の地に白い網目模様がある。

特徴 柄が濃い紫色で白い編み目があること。
似た種類 毒菌のモエギアミアシイグチは管孔面が灰色〜黒色を帯びる。
食・毒
あまりにも美しい紫色の山鳥茸。特に傘が紫のタイプはほれぼれと見とれてしまう。歯切れ、味、香りも素晴らしく、どんな料理にも合う。鶏肉、白アスパラガス、サヤエンドウなどとともにホットプレートで、水とオリーブオイルを回して蒸し焼きし、塩胡椒、レモン汁を回し、シンプルなラタトゥイユ風で熱いうちにいただく。湯がいてから冷水で締め、わさび醤油もいい。

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