タマウラベニタケ

イッポンシメジ科/イッポンシメジ属


タマウラベニタケ
団子状の塊は、ナラタケの寄生によって生じた奇形だと言われている。
撮影蜂須賀公之 11月5日 神奈川県丹沢

和名 タマウラベニタケ:
玉裏紅茸
発生時期
発生場所 ブナ、ミズナラなどの湿った朽ち木から発生。
発生の様子 群生。

大きさ
形状
:
径3〜10cm。まんじゅう形から平らに開き、さらにやや反り返る。表面はほぼ平滑。灰白色〜淡灰白色。

ひだ:
垂生、密、はじめ淡灰色、のちにピンク褐色となる。

:
長さ3〜9cm。上下同大。傘より淡色。縦の繊維紋がある。

香り イッポンシメジ科のきのこには、プラスティック消しゴムに似た特有の無機的な匂いがあり、これに土臭さ、粉臭がブレンドされたようなかんじである。ただし本種ではあまり強くはなく、特には気にならない。
特徴 やや粉臭がある。根本付近にはしばしばだんご状のかたまりを作る。これはナラタケの菌糸が寄生することによってできると言われる。
似た種類 同じ環境ではブナシメジがあるが、ひだはピンクを帯びない。
食・毒
だんご状のものを含めて食用となる。

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