コレラタケ

フウセンタケ科/ケコガサタケ属


コレラタケ
地味なきのこだが、猛毒。
撮影坂本晴雄 11月1日 新潟県長岡市

和名 コレラタケ:
コレラ茸(コレラの症状に似た中毒を起こす猛毒菌であることから)
発生時期
発生場所 さまざまな種類の枯れ木、古い廃材、などから発生。
発生の様子 束になり群生する。

大きさ
形状
:
径2〜5cm。まんじゅう形からほぼ平らに開く。表面は粘性はなく平滑。湿っている時暗褐色で縁部に条線を表すが、乾けば中央部から縁部に向かって淡色となる。このためしばしば傘の中央部と縁部で色の濃淡を生じる。(このような性質を傘の吸水性と言う)。

ひだ:
直生、やや疎〜やや密、中空、橙褐色。

:
長さ6〜9cm。中空。傘と同色か濃色。繊維紋があり、上部に膜質のつばを持つ場合もあり、持たない場合もある。(幼菌の下面には皮膜がある)基部に白色の菌糸を持つ。

特徴 傘が吸水性。柄が中空。
似た種類 エノキタケ、ナラタケ、ナメコともに傘に吸水性はない。近縁のヒメアジロガサモドキとの識別は肉眼では困難。
食・毒
コレラ様の激しい嘔吐、下痢、腹痛に襲われ、ひどい時は死亡する。

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