ミドリスギタケ

フウセンタケ科/チャツムタケ属


ミドリスギタケ
ウッドチップから大群生していた。ややまれな紫色タイプ。
撮影蜂須賀公之 6月9日 東京都東村山市

和名 ミドリスギタケ:
緑杉茸(しばしば緑色のシミを持つことから)
発生時期 春〜秋
発生場所 針葉樹、または広葉樹の枯れ木、切り株、ウッドチップなどから発生。
発生の様子 束になり群生する。


ミドリスギタケ
柄に緑青色のしみがある。枠内の写真は傘にある。
撮影上原貞美 7月5日 埼玉県伊奈町

大きさ
形状
:
径1.5〜10cm。まんじゅう形から平らに開く。はじめほぼ平滑だが、やがて多数の小鱗片を生じ、さらに不規則に亀裂を生じる。色は変化に富み、黄〜緑〜茶褐色〜濃紫色で、中間タイプもある。またしばしば緑青色のしみを生じる。

ひだ:
直生〜上生。やや疎〜やや密。淡黄土色で、のちにオレンジ褐色となる。

:
長さ3〜8cm。中実。傘と同色、または濃色。繊維紋があり、上部に膜質のつばを持つ。つばは失われやすい。

特徴 枯れ木、ウッドチップなどから発生。傘にあまり突出しない鱗片を多数持つ。緑青色のしみがあれば間違えない。
似た種類 実はあまり似た種類はないのだが、このきのこ自体が非常に変化に富むため、同定しにくい場合がある。
食・毒
食毒不明
強い苦みがあり、食不適。

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