ナメコ

モエギタケ科/スギタケ属


ナメコ
主にブナの倒木等に群生する。
撮影横山元 10月11日 福島県桧枝岐村

和名 ナメコ:
滑子(きのこ全体が滑りを持つことから)
発生時期 秋〜晩秋
発生場所 広葉樹、主にブナの倒木、切り株など。
発生の様子 株状になり群生する。


ナメコ
ゼラチン質の粘液で覆われる。
撮影横山元 10月11日 福島県桧枝岐村

大きさ
形状
:
径3〜8cm。まんじゅう形からほぼ平らに開く。表面は著しい粘液に厚く覆われるが、傘が開くにつれ粘液の層は薄くなる。色は鮮やかな淡褐色。

ひだ:
直生、密。はじめ淡黄色、のちに褐色。

:
長さ2.5〜8cm、中実。上部に粘液がつばのように盛り上がった部分があるが、成長すれば失われる。

香り わずかに土の香りがある。土臭さではなく、土の香り。シンプルな雑炊や味噌汁にはその香りが深みを与えてくれる。そういうものを喜ぶ感性は、我々日本人独特のものなのだろうか。
特徴 傘、柄が著しい粘液に覆われること。傘の繊維鱗片などがないこと。
似た種類 チャナメツムタケは地面から生える。
食・毒
我が国では広く一般に食用にされている。(欧米では滑りのあるきのこはあまり好まれないようである)姿は美しく、味、風味、歯切れは穏和。おろし和え、みそ汁などは最高に美味。傘が大きく開いたものは塩焼きや付け焼きにしてもうまい。

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