ニガクリタケ

モエギタケ科/クリタケ属


ニガクリタケ
死亡例がある猛毒きのこ。
撮影蜂須賀公之 7月10日 東京都府中市

和名 ニガクリタケ:
苦栗茸(発生しているその場で噛むと苦みがあることから)
発生時期 ほぼ1年中
発生場所 針葉樹、広葉樹の枯れ木、あるいは周辺の地面から。
発生の様子 散生〜群生。株になる。


ニガクリタケ
レモン色で、肉に苦みがある。
撮影蜂須賀公之 7月10日 東京都府中市

大きさ
形状
:
径1〜5cm、まんじゅう形からほぼ平らに開く。表面は粘性を持たず、平滑。色はレモン黄色〜オリーブ黄褐色。しばしば胞子(紫褐色)を被って汚れたかんじになる。

ひだ:
湾生〜上生。密。はじめ濃い黄色だが、成熟すればしだいにオリーブ褐色を帯び、やがて暗紫灰色になる。

:
長さ2〜12cm、中実。表面は繊維状。上部は傘と同色。下部はやや濃色となる。つばはない。

特徴 多少なりともレモン色を帯びること。肉に苦みがあること。(ただしほとんどない場合もあり、また調理すれば失われる)。
似た種類 マツクリタケ(クリタケモドキ)はカラマツ林に生え、やや大型、肉に苦みはなく、レモン色というよりはむしろ鮮黄色〜黄褐色。クリタケはより肉厚で幼菌時には繊維状の鱗片を被る。傘は赤褐色。
食・毒
致死的な猛毒菌。

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