ヤナギマツタケ

オキナタケ科/フミヅキタケ属


ヤナギマツタケ
ヤナギ類、ポプラ類、カエデ類、ニレ類等の腐朽部から発生する。
撮影蜂須賀公之 9月17日 神奈川県三浦市

和名 ヤナギマツタケ:
柳松茸
発生時期 春〜秋
発生場所 種々の広葉樹の枯れ木、あるいは生きた木の枯損部。
発生の様子 束生


ヤナギマツタケ
ひだは成熟すると褐色になる。
撮影蜂須賀公之

大きさ
形状
:
径5〜10cm。 まんじゅう型から平らに開く。表面はほぼ平滑だが、しばしば一部に浅いしわをあらわす。色は淡黄土褐色〜暗褐色。

ひだ:
直生〜やや垂生、密、茶褐色。

:
長さ3〜10cm、縦の繊維紋をあらわし、色は白色、下部はやや汚褐色を帯びる。上部に膜質のつばを持つ。

香り 甘いマイタケのような香りがある。
特徴 ヤナギ、カエデなどの広葉樹の枯れた部分、あるいは切り株などから発生する。大型のつばがあり、ひだがコーヒー牛乳色。
似た種類 サケツバタケ、フミヅキタケ、ツチナメコなどは地面から発生する。
食・毒
味、香り、歯切れと3拍子そろった美味しいきのこ。最近は傘を大きくさせないように作った人口栽培ものが出回りはじめているが、これもなかなか美味い。柄はやや堅いが歯切れはとてもいい。牛肉とさっと炒めてすき焼きのタレを回し、卵でとじて丼に盛る。

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