ツチナメコ

オキナタケ科/フミヅキタケ属


ツチナメコ
林内地上に発生する。
撮影坂本晴雄 10月31日 埼玉県浦和市

和名 ツチナメコ:
土滑子
発生時期 夏〜秋
発生場所 林内、庭園などの地上。
発生の様子 少数群生〜群生。


ツチナメコ
つばは膜質で溝線がある。
撮影坂本晴雄 10月31日 埼玉県浦和市

大きさ
形状
:
径2〜7cm。 まんじゅう型から平らに開く。表面は平滑で湿っているとき粘性があり、縁部に条線をあらわす。色は湿っているとき暗褐色〜灰褐色、乾けば淡褐色。

ひだ:
直生〜やや垂生、やや疎、色はほぼ肌色。

:
長さ3〜6cm、縦の繊維紋をあらわし、色は上部が白色、下部は汚褐色。上部に膜質のつばを持つ。

香り 土臭いが、それほどどぎついものではない。さらりとして、かつ香りが強いスープ類に用いればよいだろう。
特徴 地面から発生すること。傘にぬめりがあること。つばがあること。
似た種類 サケツバタケのつばは星型に裂ける。フミヅキタケの傘は粘性がない。
食・毒
沸騰した湯にヨモギ、カキドウシなどの野生のハーブで香りを付け、絹さや、エンドウ豆、ショートパスタ、つぶしたホールトマ(スープごと)を堅めにややゆであげ、ツチナメコを加える。バジルペースト、カイエヌペッパー、卵黄、ニンニクをすり鉢でペースト状し、熱いスープに溶かしながらいただく。これが「太陽と土のスープ」。

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