キララタケ

ヒトヨタケ科/ヒトヨタケ属


キララタケ
傘にきらきらと光るような鱗片を持つ。
撮影横山元 6月21日 埼玉県浦和市

和名 キララタケ:
雲母茸(きららとは岩石の雲母のこと。傘に美しく光るような鱗片を持つことから。)
発生時期 春〜秋
発生場所 広葉樹の切り株、立ち枯れなど、あるいはその周辺の地面から。
発生の様子 散生〜群生しばしば数本の束が重なり、大群生する。


キララタケ
次第に傘は反り返り、黒く液化する。
撮影蜂須賀公之

大きさ
形状
:
径1〜4cm。幼菌時は卵形、のちに開いて釣り鐘形。チャイム形となり、表面ははじめ淡色粉状の鱗片に覆われるが、これは失われやすい。地の色は淡黄褐色〜淡橙褐色。中央部でやや色が濃い。中心近くから放射状の溝線を表す。

ひだ:
はじめ白色、のちに黒色となり液化するが、傘は開けば肉が薄く、ササクレヒトヨタケ、ヒトヨタケのように流れ落ちる程ではない。

:
長さ3〜8cm、中空、白色。

特徴 幼菌の傘が淡色の粉状鱗片に覆われていること。
似た種類 コキララタケは本種ときわめて似るが、柄の根本周辺にはオレンジ色の菌糸がマット状に広がる。
食・毒
条件により毒
アルコールと一緒だと中毒する可能性があると言われている。食用にはひだが黒く液化する前の幼菌を用いる。ただしきゃしゃなきのこなので持ち帰る前に壊してしまわないように。

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