ヒトヨタケ

ヒトヨタケ科/ヒトヨタケ属


ヒトヨタケ
アルコールと一緒に食べると中毒する。
撮影蜂須賀公之 12月4日 東京都調布市

和名 ヒトヨタケ:
一夜茸(発生からほとんど一昼夜で溶けてしまうことから。)
発生時期 春〜秋
発生場所 草地、畑地、公園、道ばたなどの地面から。
発生の様子 散生〜群生。しばしば数本〜数十本の束になる。


ヒトヨタケ
黒く液化することから、Ink capと呼ばれている。
撮影蜂須賀公之 10月29日 東京都調布市

大きさ
形状
:
径5〜8cm。幼菌時は卵形、釣り鐘形。のちに開いて雨傘形となり、しばしば放射状に裂ける。成育後すぐに縁部から黒色インク状に溶けて流れ落ちはじめる。表面は繊維状、灰色〜灰褐色。

ひだ:
密、白色だがしだいに紫褐色から黒色となり、傘の縁部付近より溶けて流れ落ち始め、やがて中央部まで溶けて流れ、柄だけが残る。

:
長さ12〜25cm、径0.8〜1.5cm、中空、白色、傘のように液化しない。基部は太まる。中央よりやや下に不完全なつばの名残をとどめ、しばしばその位置で間接状に太まる。

特徴 肥沃な土壌より発生する中型菌で傘は繊維状、灰褐色。傘は開けばすみやかに黒く液化する。
似た種類 ササクレヒトヨタケは全体に白色で、傘の鱗片が顕著にささくれる。
食・毒
条件により毒
液化する前の幼菌を食用とする。ただし体内のアルコール分解酵素を阻害する成分を含んでおり、お酒と一緒に食べると二日酔いのような中毒症状が出る。この作用はかなり長く続くようであり、本種を食べてから3、4日は酒類を飲むべきではない。また逆に数日前に酒類を飲んでから本種を食べても同様の症状が出る場合もあるようである。もともと酒が弱い人や、大量に飲んだ場合は深刻な事態になることも考えられ、十分な注意が必要である。食味としては癖がなく、歯触りもいい。傘は水を吸いやすいので和え物にする時は水を切ってから。

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