カラカサタケ

ハラタケ科/カラカサタケ属


カラカサタケ
可動性のつば、形状記憶傘を持つ。
撮影上原貞美 7月28日 埼玉県小川町

和名 カラカサタケ:
唐傘茸
発生時期 夏〜秋
発生場所 林内、林縁、草地など。
発生の様子 単生〜散生。

大きさ
形状
:
径8〜20cm。卵形〜のちやや中高の平らに開く。表面は粘性なく、褐色の鱗片をつける。地肌は淡灰褐色、成熟すれば綿状で、手で握り、ぱっと放せば元に戻る。

ひだ:
隔生、密、白色。

:
長さ15〜30cm、基部は球根状に膨らむ。中空。表面には褐色の鱗片がだんだら状につく。つばは褐色でリング状、柄の上下に動かすことができる。

特徴 柄が長く、普通20cm以上あること。傘の地が淡灰褐色であること。つばがリング状であること。
似た種類 マントカラカサタケは傘の地の色が白色。つばは破れたマント状に垂れ下がる。
食・毒
条件により毒
世界的に分布し、特に欧米では好んで食用にされる。かたい繊維質の柄はそのまま残し、傘だけを摘み取る地方もあるが、持ち帰る際に損傷しにくくなり(柄が長すぎるのである)合理的な採集方法と言えるだろう。ふんわりした傘をフリッターに揚げ、熱いうちにいただけば、格別の味わいである。味がいいので細かく刻みパスタのソースなどに用いてもよい。生食では中毒する。

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