チャヌメリカラカサタケ

テングタケ科/ヌメリカラカサタケ属


チャヌメリカラカサタケ
綿屑状の不完全なつばをもつ。
撮影横山元 9月22日 埼玉県浦和市

和名 チャヌメリカラカサタケ:
茶滑り唐傘茸
発生時期 夏〜秋
発生場所 林内地上。
発生の様子 単生〜散生〜束生。


チャヌメリカラカサタケ
傘の表面は、著しい粘性がある。
撮影横山元 9月22日 埼玉県浦和市

大きさ
形状
:
径3〜9cm。半球形〜まんじゅう形〜平らに開く。表皮は粘性があり、淡赤褐色、はがれやすい。肉の色は白色で柔らかく、強い粉臭がある。

ひだ:
離生、やや密、白色。

:
長さ4〜9cm。ほぼ中央部に綿くず状〜クモの巣状の破れやすい不完全なつばを持ち、つばより下は淡赤褐色を帯び、繊維状〜綿くず状。中実。滑りはない。

特徴 ヌメリカラカサタケ属は、テングタケ科の中で、柄の基部がつぼ状、あるいはかぶら状にならないグループである。傘が茶褐色で、滑りを持つのが本種の特徴。
似た種類 シロヌメリカラカサタケは柄にも滑りがあり、ささくれることはない。傘のぬめりは本種より著しい。
食・毒
食毒不明
テングタケ科には猛毒菌も多く、安易に試食などしてはならない。

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