シロオニタケ

テングタケ科/テングタケ属


シロオニタケ
シイ・カシ林等に発生する。
撮影横山元 8月13日 山梨県白州町

和名 シロオニタケ:
白鬼茸(傘に顕著な三角形のいぼを持つことから)
発生時期 夏〜秋
発生場所 主に低地の雑木林(シイ、カシ〜アカマツ、コナラ)。
発生の様子 単生〜散生。


シロオニタケ
根元が膨らむ。
撮影蜂須賀公之

大きさ
形状
:
径9〜20cm。まんじゅう形から平らに開く。白色の地に、白色の微粉に覆われる。さらに三角形の尖ったいぼを多数つける。

ひだ:
離生、やや密、白色〜クリム色。

:
長さ12〜22cm、白色、中実、表面は粉状の鱗片に密に覆われる。上部に大型、白色のつばを持ち、つば上面には条線、下面には尖ったいぼが多数つく。このつばは傘が大きく開けば破れ去り、ほとんど残らない。基部は著しく膨らみ、長卵形〜ナス形。

香り 強烈と言うほどではないが、消毒薬のカルキに近いような刺激臭がある。
特徴 夏の雑木林で巨大なシロオニタケに出会い、驚いた人は少なくないはず。傘表面には顕著な三角形棘状のいぼを持ち、このいぼは触れば簡単にはげ落ちる。つばも落ちやすく、成長した本種のきのこの下には、剥脱した白色の鱗片が散らばっている。
似た種類 オニテングタケ、シロオニタケモドキの傘のいぼは本種よりも剥脱しにくく、指で触っても簡単には取れない。
食・毒
食毒不明
テングタケ科には猛毒菌も多く、安易に試食などしてはならない。

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