フクロツルタケ

テングタケ科/テングタケ属


フクロツルタケ
死亡例がある猛毒きのこ。
撮影蜂須賀公之 8月5日 東京都武蔵村山市

和名 フクロツルタケ:
袋鶴茸
発生時期 夏〜秋
発生場所 各種林内地上、特にクヌギ、コナラなど、ブナ科の木の下。
発生の様子 単生〜散生。

大きさ
形状
:
径5〜8cm。鐘形〜平らに開く。表面は綿くず状、あるいはいぼ状、あるいは大きなつぼの破片をかぶることがあり多様である。色彩もほとんど白色から全体が帯赤濃褐色に見えるものまで、かなり幅がある。縁部に条線(溝線)を持たない。

ひだ:
離生、密、白色。

:
長さ6〜14cm、表面は傘と同様の鱗片に覆われ、基部で太まる。白色。つばは持たない。

特徴 身近な雑木林、公園などで、ごく普通に見られる猛毒のきのこ。全体の色や鱗片の雰囲気など、非常に幅が広く、安易なパターン認識で同定してはいけない。傷がつくとしだいに赤褐色に変色すること、つばがないことなどが特徴。
似た種類 シロテングタケはつばを持つ。
食・毒
誤って食べれば死に至る猛毒菌。

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