コテングタケモドキ

テングタケ科/テングタケ属


コテングタケモドキ
シイ、カシ林等の広葉樹林に発生する。
撮影坂本晴雄 7月8日 埼玉県滑川町

和名 コテングタケモドキ:
小天狗茸擬き
発生時期 夏〜秋
発生場所 アカマツ、コナラ林、シイ、カシ林内地上
発生の様子 散生〜群生。


コテングタケモドキ
傘には繊維状のかすり模様を現す。
撮影蜂須賀公之 8月10日 埼玉県狭山市

大きさ
形状
:
径5〜11cm。まんじゅう型から平らに開き、最後は中央がやや窪む。表面はほぼ平滑、細かい繊維状の模様を表し、しばしば白色の薄い皮膜が付着、あるいは縁部から破片状に垂れ下がる。溝線はない。湿っている時はやや粘性がある。色は灰褐色。

ひだ:
離生、密、白色。

:
長さ5〜12cm、白色。上部にある膜質のつばは永続性だが、しばしば破片状に破れ周囲に散らばる。基部はやや膨らみ、白色膜状の深いつぼを持つ。

特徴 夏のクヌギ、コナラ林では最も普通に見られる大型のテングタケ。しばしば多数群生する。傘に溝線がないこと、つばが破片状に破れることなどが特徴。
似た種類 猛毒と言われるクロタマゴテングタケは柄に黒灰褐色の繊維鱗片を持つ。
食・毒
毒性分が検出されている。

TOP | HOME | 用語解説