キタマゴタケ

テングタケ科/テングタケ属


キタマゴタケ
猛毒のタマゴタケモドキと非常に似ている。安易に食べてはいけない。
撮影蜂須賀公之 7月11日 東京都武蔵村山市

和名 キタマゴタケ:
黄卵茸(卵型の袋を破ってきのこが伸び出て来る黄色いきのこの意味)
発生時期 夏〜秋
発生場所 主に関東以南で、針葉樹林、広葉樹林ともに発生。
発生の様子 単生〜散生〜数本まとまって。

大きさ
形状
:
径6〜18cm。肉質は柔らかく壊れやすい。縁部に明瞭な条線(溝線)を持つ。レモン色〜濃レモン色〜橙黄色。

ひだ:
離生、やや密。淡黄色〜黄色。

:
長さ10〜20cm、黄色の地に淡黄色のだんだらもようがある。柄の上部に淡黄色の垂れ下がるつば、基部に白色膜質のつぼを持つ。

特徴 全体が黄色の非常に美しいテングタケ。タマゴタケの黄色タイプ(亜種)。
似た種類 猛毒のタマゴタケモドキと非常によく似るため、同定は慎重にしなければならない。タマゴタケモドキはひだ、つばともに白色である。が個体によってはかなりまぎらわしいものもある。タマゴタケ、チャタマゴタケは、本種と外形は同じで、色が暗褐色〜オリーブ褐色。
食・毒
近縁の猛毒菌との識別が難しく、安易に試食すべきではない。
備考 主に関東以南。チャタマゴタケ、キタマゴタケ西日本に多く、発生地域と変異に相関関係がある「亜種」という分類上の位置づけがされている。種の違いよりももっと近い関係で、「同一種内の亜種」ということである。

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