ベニテングタケ

テングタケ科/テングタケ属


ベニテングタケ
特にシラカバなどに菌輪を作る。
撮影上原貞美 10月25日 新潟県妙高山

和名 ベニテングタケ:
紅天狗茸
発生時期 夏〜秋
発生場所 針葉樹林、広葉樹林、特にカバノキ類の林内地上に発生する。特にシラカバ林内に多い。
発生の様子 地上に単生〜散生、しばしば列をなし多数群生する。


ベニテングタケ
傘の白いいぼは、雨などで流されることがある。
撮影上原貞美 9月6日 富士山

大きさ
形状
:
径6〜15cm、幼菌時はほぼ球型、しだいに開いてまんじゅう型〜ほぼ平らになる。表面は粘性があり、鮮赤色〜橙黄色の地に白いいぼ(綿状の破片)が水玉模様状に散在する。成長すれば周辺に溝線があらわれる。

ひだ:
離生、白色、密。

:
長さ10〜24cm、径10〜30mm。白色。根本は球状に膨らみ、傘と同様の白い破片が付着する。つばより下はややささくれる。

特徴 美しい赤と白の水玉模様がシラカバ林に映える、大型で非常に印象的なきのこ。世界中の童話やアニメーションにしばしば登場する。
似た種類 ヒメベニテングタケは傘表面の破片(いぼ)が赤色。テングタケは傘の地の色が黒褐色。ウスキテングタケは傘の地の色が淡黄色。
食・毒
致命的ではないが毒性。嘔吐、腹痛、精神錯乱などを引き起こす。

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