ツエタケ

キシメジ科/ツエタケ属


ツエタケ
柄の根本は膨らんだ後細まり、深く地中に入る。 
撮影蜂須賀公之 7月24日 山梨県白州町

和名 ツエタケ:
杖茸(柄が細く長く、さらに地中にも根のように伸びることから。)
発生時期 夏〜秋
発生場所 各種林内の地上。
発生の様子 単生〜散生。


ツエタケ
傘は湿時粘性をおびる。
撮影横山元 6月10日 埼玉県所沢市

大きさ
形状
:
径4〜10cm。まんじゅう形から平らに開く。表面はほぼ平滑、あるいはややしわ状となり粘性を持つ。肌色〜淡褐色〜茶褐色。

ひだ:
直生〜上生、疎、白色。

:
長さ5〜12cm。普通は傘に対してバランス的にやや長い。上方から基部へつれて少しづつで太くなり、地面直下で一番太くなる。さらに下では少しづつ細まって地中深く伸びる。色は傘と同色かやや淡色。

香り ほのかに甘いようなきのこの香りがある。
特徴 柄が細長く、基部で太まり、さらに地下深くへと根状に伸びる。
似た種類 ビロードツエタケの表面は細毛に覆われる。希に柄が太く短いものがあり、毒菌のヒロヒダタケによく似る。柄の基部から地下に根状の菌糸束を持たない。
食・毒
食用。風味に癖はなく、傘には品のいい滑りを持ち。柄はしゃくしゃくと歯切れがよい。ただし散生するため、まとまった収量を得るのは難しい。

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