ナラタケモドキ

キシメジ科/ナラタケ属


ナラタケモドキ
生きている木を枯らすこともある。
撮影蜂須賀公之 7月18日 東京都東村山市

和名 ナラタケモドキ:
楢茸擬き
発生時期 夏〜秋、特に夏
発生場所 各種広葉樹の根際や、枯れ木、切り株などから発生する。しばしば生きている木からも発生する。
発生の様子 株になって群生。


ナラタケモドキ
ナラタケとはつばが無い点で区別できる。
撮影上原貞美 9月3日 埼玉県伊奈町

大きさ
形状
:
径4〜6cm、はじめに柄が伸び、傘は小さいままで杯形、のちに広がる。中央部には細かい鱗片が密集する。淡黄褐色〜黄茶褐色。

ひだ:
密〜やや疎。白色のちに淡黄茶褐色。

:
長さ5〜8cm、径0.4〜1cmで繊維質。基本的に傘と同色だが、上部で色が明るく、基部で濃い。

特徴 夏のかなり暑い時期に公園や雑木林などでよく見かける。傘より柄が発達した幼菌が特徴的。
似た種類 ナラタケによく似るがつばがないことで簡単に区別できる。
食・毒
条件により毒
よく似たナラタケが素晴らしいダシを出すのに対し、ダシはあまり出ず、むしろ微妙に品のない臭みがある。この臭みは老成すれば強まるため、あまり大きく成長したものは食用に適さない。ナラタケ同様、硬い柄は、食用に際しては切り捨てていいだろう。過食すれば消化不良などの中毒を起こす。生食も避けるべきである。

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