アオイヌシメジ

キシメジ科/カヤタケ属


アオイヌシメジ
柄の基部は白色の綿毛に覆われる。
撮影横山元 8月9日 長野県軽井沢町

和名 アオイヌシメジ:
青犬占地
発生時期
発生場所 林内地上の落ち葉溜まりなどに発生(落葉分解菌である)。
発生の様子 単生〜小さな群生。

大きさ
形状
:
径3〜8cm。まんじゅう型からしだいに開き、中高の平らになる。最後はやや中央が窪む。表面は平滑。縁部は幼菌時は内側に巻く。色は灰緑〜淡青緑色。

ひだ:
直生〜垂生、密〜やや疎。白〜淡クリーム色でやや緑色を帯びる時がある。

:
長さ3〜8cm、淡緑色、繊維状。基部は白い菌糸で覆われる。

香り それほど強くはないが、桜餅によく似た甘い芳香がある。ヨーロッパの図鑑などではこの香りが日本のものよりも強いように書かれており、アニス(セリ科の植物でフェンネルどと似た甘い香りを持ち、リキュール酒の香り付けなどに用いられる。)の香りなどと表現される場合がある。
特徴 透き通ったような青い傘、桜餅のような甘い香りがある。
似た種類 青いきのことしては他にソライロタケがあるが、小型で柄の細いきゃしゃなかんじのきのこで、プロポーションはまったく違う。
食・毒
やや細かくカットし、白身魚とともにフライにし、冷蔵庫で1晩以上マリネする。味がなじんだらフェンネルやパセリ、オレガノなどのハーブを軽く散らして供し、菌と植物の香りの共演を楽しむ。冷やしたドライシェリーによく合う。

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