ウラムラサキ

キシメジ科/キツネタケ属


ウラムラサキ
林地に発生する小型のきのこ。
撮影蜂須賀公之 7月24日 東京都青梅市

和名 ウラムラサキ:
裏紫(全体に紫色のきのこだが、特にひだが鮮やかな紫色であることから。学名の amethystina はアメジスト(紫水晶)の意味)
発生時期 夏〜秋
発生場所 林内地上。
発生の様子 単生〜散生。  


ウラムラサキ
乾くと色あせるが、ひだは紫色のまま。
撮影蜂須賀公之 7月24日 東京都青梅市

大きさ
形状
:
最初きのこ全体が紫色だが、成長し乾くとひだ以外は色あせて淡黄褐色〜灰褐色となる。径1.5〜3cm、まんじゅう形から平らに開き、しばしば中央部がへそ状に窪む。縁部ではひだが透けて条線が見える。

ひだ:
鮮やかな紫色で厚く、疎。

:
長さ3〜7cm、表面には縦の繊維紋が見られる。  

特徴 低地の広葉樹林〜雑木林で普通に見られる小型のきのこ。特にひだが美しい紫色。
似た種類 カレバキツネタケはやや大型で幼菌時より全体に淡灰褐色。ひだを見れば簡単に見分けられる。
食・毒
癖がないきのこだが、小型であまり食用価値はない。全体に強靱な肉質なので過食には注意する。

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