ホンシメジ

キシメジ科/シメジ属


ホンシメジ
アカマツ・コナラ林で発生。菌根性なので栽培は困難。
撮影蜂須賀公之 6月7日 長野県飯田市

和名 ホンシメジ:
本占地(数ある占地と名のつくきのこの中で、本物ということ)
発生時期 秋、ごくまれに梅雨どきに発生する
発生場所 コナラ、クヌギ、アカマツの混成林。
発生の様子 単生、あるいは株になったものが散生、あるいは何十、何百と連なり大群生することがある。(占地とは地面を占領するという意味)。


ホンシメジ
柄の下部はとっくり状にふくらむ。
撮影蜂須賀公之 6月7日 長野県飯田市

大きさ
形状
:
径2〜10cm。まんじゅう形からほぼ平らに開く。表面は粘性を持たず平滑。非常に繊細な放射状の繊維紋を持つ。成長すれば縁部はゆるやかに波打つ。暗灰褐色〜淡灰褐色〜淡黄土色。

ひだ:
湾生〜直生。やや密。白色。

:
長さ3〜8cm、中実、平滑、つばはない。基部は特に幼菌時にとっくり状に膨らむ。色は傘よりやや淡色。

特徴 9月終わりから10月はじめ、若い雑木林の尾根沿い、斜面などに発生する。
似た種類 ホンシメジは傘がより大きく、一株の本数も少なく、基部に大きなかたまりは持たない。
食・毒
プリプリしてかつ繊細な歯触り、素晴らしい風味、美しい姿形。そして何よりもその圧倒的な味、まさにきのこの中のきのこである。どんな料理にも合うが、シンプルな炊き込みご飯にすれば、米の一粒一粒が淡く光を放っていると思われるほどに美味い。

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