トキイロヒラタケ

ヒラタケ科/ヒラタケ属


トキイロヒラタケ
ほとんど無柄
撮影横山元 9月7日 埼玉県浦和市

和名 トキイロヒラタケ:
朱鷺色平茸(トキの美しい羽に色が似ることから)
発生時期 初夏〜秋
発生場所 広葉樹の枯れ木、切り株、生きた木の枯損部などから発生する。
発生の様子 単生〜散生〜郡生。


トキイロヒラタケ
初めはピンク色だが、次第に色あせて淡黄白色になる。
撮影蜂須賀公之 6月7日 長野県飯田市

大きさ
形状
:
径2〜14cm、幼菌時はまんじゅう形、しだいに開いて貝殻形〜さらに生育すればしばしば傘の縁が2回、3回と分岐する。表面は平滑で粘性はなく、色ははじめ美しい濃桃色、しだいに色あせ、淡色となり、最後は淡黄白色となる。

ひだ:
長く、垂生す。やや密〜やや疎。ひだとほぼ同色かやや濃い。密〜やや疎。

:
ほとんど無柄。

特徴 夏によく見かける美しいピンク色のヒラタケ。
似た種類 成長し色があせたものはウスヒラタケとたいへんよく似る。本種は傘の縁が分岐することで見分けることができる。
食・毒
成長すると肉質がかたく繊維質になり食用に向かなくなる。美しいピンク色は加熱すれば色あせるため、生でスライスし、レモン汁、オリーブ油、塩こしょうでマリネすればグリーンサラダに色が生える。

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