ウスヒラタケ

ヒラタケ科/ヒラタケ属


ウスヒラタケ
小型で肉が薄い
撮影横山元 8月21日 福島県田島町

和名 ウスヒラタケ:
薄平茸
発生時期 春〜秋
発生場所 広葉樹の枯れ木、切り株、生きた木の枯損部などから発生する。
発生の様子 単生〜散生〜郡生。


ウスヒラタケ
ヤマザクラの立ち枯れに発生。
撮影蜂須賀公之 6月20日 千葉県君津市

大きさ
形状
:
径2〜8cm、幼菌時はまんじゅう形、しだいに開いて貝殻形〜ほぼ平ら〜最後はじょうご形に反り返る。表面は平滑で粘性はなく、色ははじめ淡灰褐色からしだいに淡色となり、淡クリーム白色となる。あるいははじめから白色の場合もある。

ひだ:
長く、垂生す。密〜やや疎。白〜灰白色。老成すれば黄味を帯びる。

:
長さ0.5〜1.5cm、しばしばほとんど無柄の場合もある。

特徴 肉は最も厚いところで1〜3mm。全体に薄く、繊細なかんじ。
似た種類 ヒラタケはより肉厚で傘の色がより黒褐色を帯びる。トキイロヒラタケが老成したものは本種に非常によく似るが、傘の縁が波打ち、分岐していることが多い。また肉質が繊維質となる。
食・毒
肉が薄く柔らかいため、雨などに打たれ、痛んでしまうことが多いが、状態のいい群生にあたればヒラタケ以上に食用価値は高く、どんな料理にも合う。

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