五種のベニタケのエスカベージュ

夏の雑木林の主役と言えばベニタケ科とテングタケ科のきのこ、いろいろな種類の、様々な個性のきのこ達が林にあふれ、数から言えばむしろ秋よりも豊富なくらいである。その中でもベニタケの仲間は、そのままでは肉質がボソボソするものの、うまく調理してやれば実に味わい深いものが沢山ある。そこでまずフライにし、さらにマリネすることで肉質の欠点を補う、しっとりした料理に仕上げた。一つの皿の中から、きのこそれぞれの個性を呼び出して堪能してほしい。もちろんきのこは二種でも三種でもかまわないが、特にハツタケはとろっとした歯触りが絶品である。夏の料理であり、冷えた白ワイン、ドライシェリーとは最高に合う。ちょっと暗い部屋で、フェリーニの古い映画を見ながしながら、こういう料理を食べてみたいものである。どちらもエキセントリックで、粒ぞろいで、ちょっとユーモアがあり、超絶に美味!


材料 (3人分)

夏のベニタケ類なんでも5種類・・・・・各3本(大きなものは半分でもよい)
スズキ・・・・・200g

*マリネソース
酢・・・・・80cc
水・・・・・80cc
サラダ油・・・・・80ccg
塩こしょう(粗挽き)・・・・・適宜
玉ねぎ・・・・・半分

作り方
  1. 玉ねぎは薄切りにして冷水にさらしておく。それ以外のソースの材料はすべて混ぜ、一度沸騰させ、味を見ておく。酢はちょっときついかなというくらい。(マリネすればまろやかになる)

  2. きのこと魚は食べやすい大きさに切り、小麦粉を振り、サラダ油で揚げる

  3. きのこと魚が揚がったら1.の玉ねぎとオレガノ、パセリのみじん切りをかけ、 熱した1.のソースをかけて冷蔵庫に入れ24時間以上時間寝かせて出来上がり

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