アカヤマドリのパスタ

手打ちパスタというと大事のようだが、卵とセモリナ粉(なければ強力粉)があれば簡単にできる。アウトドアでやるならメンバーで分担すれば訳のないこと、楽しい仕事だ。コリコリと素朴な食感が山採りのきのこと絡み合い、素敵なパスタができあがる。ソースにはきれいな色を出してくれるきのこがおすすめで、まずこのアカヤマドリ、そしてタマゴタケが最高。手打ちパスタには、やや重いクリームソースが定番で、白いきのこばかりを集めた「白のパスタ」、コウタケやクロカワで「黒のパスタ」なんていうのも楽しい。今回はクリームを加える前にきのこだけ取り出し、食感に変化を与えてみた。


材料 (4人分)

セモリナ粉・・・・・250g
卵・・・・・2個
アカヤマドリ、又はタマゴタケ・・・・・カットしたものをどんぶり一杯くらい
にんにく・・・・・適宜
エシャロット、なければ玉ねぎ・・・・・適宜
生クリーム・・・・・125g

作り方
  1. セモリナ粉を1cmくらいの厚さに机に広げ、真ん中を窪ませ卵を割り入れ、フォークで少しづつ混ぜ合わせ、混ざったら手の腹で力を入れてよく練る。耳たぶくらいの固さになったらビニール袋に入れ1〜2時間くらい休ませる。

  2. 生地ができたら机の上に小麦粉を引き、麺棒で平らにのばす。(4人分くらいならアルミホイルの芯ででものばせる。コリコリさせたいならこの後オリーブオイルを塗って、少し風にあてて乾燥させてもよい。ただしあまり乾くと固くなり切れなくなるので注意。

  3. のばした生地を畳んで包丁で好みの幅に切ってゆく。切った麺は助手が横から取って小麦粉をまぶし、くっついてしまわないようにする。

  4. エシャロット、ニンニクはみじん切りにしてオリーブオイルで香りが立つまで炒め、バターを少し足してきのこを加え炒める。きのこから黄色い煮汁が出る。味と色がしっかり引き出されたら生クリームを加え、塩こしょうで味を調えながら3分ほど中火で煮詰める。

  5. たっぷりの湯に塩を入れ(料理の仕上がり程度の味)、パスタが泳ぐようにゆでる。ゆで時間は乾燥パスタよりも短く、1〜2分で充分。

  6. ゆであがった麺をソース鍋に移し、加熱しながらよくからめて出来上がり。パスタ料理には2つのコツがある。1は麺のゆで上がり時には必ずソースができていなくてはいけないということ。2は料理ができた時に食べる人は食卓についていなくてはいけないということ。

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