新潟・胎内 はまなすの丘 佐渡島の展望と海浜植物群落 2008.05.29

新潟県胎内市は、県北部に位置し、2005年中条町、黒川村の合併により生まれた。日本海沿岸から越後平野、飯豊山地へと至る地域で、新発田市との境には、日本一小さい山脈、櫛形山脈(南北約14km 主峰櫛形山 標高568m)もある。平野部では、チューリップの球根生産が盛んで、作付面積日本一を誇る。春にはカラフルな花畑が広がり、チューリップフェスティバルも開催される。初夏になると、桃崎浜周辺の砂丘では、ハマヒルガオ、ハマエンドウ、ハマナスなどの海浜植物が次々に花を咲かせる。一帯約16.5haは、県指定の自然環境保全地域、特に展望台周辺には、ハマナスの群落が広がる。バラ科の色鮮やかな紅色の花はそろそろ見頃となり、これから8月にかけて順次開花が続く見込みだ。一斉にピークを迎える訳ではないので、長い期間花を楽しめるだろう。晴れれば沖合に佐渡島や粟島も望める「はまなすの丘展望台」周辺は、日本海に沈む夕日のビュースポットととしても知られている。日没後には、車で約10分の「塩の湯温泉」に立ち寄るのもよいだろう。一方、縦走コースも楽しめる櫛形山脈は、櫛形山頂付近に見事なブナ林があり、飯豊連峰の眺めもお薦めだ。

開 
休 
料 
交 JR中条駅からバス約20分桃崎浜下車、徒歩約5分
   中条ICから車で約15分
駐 無料約30台
所 新潟県胎内市
問 0254-47-3401 胎内市役所   http://www.city.tainai.niigata.jp/