秋田・仙北 角館の武家屋敷通り 黒板塀に映える枝垂れ桜 2008.04.22

秋田県仙北市は、平成17年に田沢湖町、角館町、西木村が合併して生まれた。春になると刺巻湿原のミズバショウ、八津・鎌足地区のカタクリ群生地に次ぎ、花の見頃を迎えるのが、角館にある武家屋敷の枝垂桜と桧木内川堤の染井吉野だ。ここのところ好天が続き、華麗なサクラの花はどちらもすでに満開を迎えている。城下町の角館には、黒板塀が続く武家屋敷通りに、樹齢200年以上といわれるシダレザクラが約400本あり、そのうち152本が国の天然記念物に指定されている。サクラの木が植栽されたことについては諸説があり、1664年、佐竹藩主2代目のもとへ京都から嫁いだ公家の娘が、輿入れの際にサクラの苗木を持ってきたのが始まりという言い伝えも残っている。優雅なシダレザクラは渋い黒板塀との対比が美しく、夜桜も魅力的。歴史ある町ならではの桜物語だ。なお、桧木内川堤のソメイヨシノ、全長約2km、400本の桜並木にも、夜には明かりが灯る。週なかばには天気が崩れる予想もでており、武家屋敷通りでは、そろそろ散り始める所も見られるので、どちらもお早めに。

開 
休 
料 
備 4/19〜5/5 角館の桜まつり ※夜桜 武家屋敷22:30まで 桧木内川堤24:00まで
交 JR角館駅から徒歩約20分 大曲ICから車で約45分、盛岡ICからは1時間10分
   武家屋敷通りから桧木内川堤までは、徒歩2、3分
駐 有料600台(臨時駐車場 武家屋敷通り入り口 500円)
所 秋田県仙北市
問 0187-43-3352 仙北市役所  http://www.city.semboku.akita.jp/
   0187-54-2700 仙北市観光情報センター 角館駅前蔵
   角館町観光協会 http://kakunodate-kanko.jp/